こんにちは。シンママナースのにゃん子です。
看護師の仕事は定時で帰れない、残業が当たり前のイメージがありますよね。
特に、病院勤務である場合、このイメージがすごく強い気がします。
さてさて、わたくし、にゃん子は、急性期病院の一般病棟で勤務しています。
自慢じゃありませんが、
にゃん子は残業はほとんどしてません。
全く残業をしない月もあるし、残業したとしても月4時間くらい。
ちなみに、病棟全体で残業が少ないのかと言うと、そうではありません。
日勤で20時過ぎまで残業している人、よく見かけます。
では、なぜ私が残業なく定時で帰れているのかと言うと、はっきり言うと努力の賜物です。
定時で帰るコツを意識して仕事をすれば、誰でも残業を減らせますよ!
この記事では
シンママ看護師にゃん子が実践している
”定時で帰るコツ”、”残業を減らすための工夫”をお伝えします。
残業が多いと悩んでいる看護師さんや新人看護師さんの参考になると嬉しいです。
筆者が実践している”定時で帰るコツ”
最初に、結論から言ってしまうと、”定時で帰るコツ”は、いかに効率よく仕事をできるかです。
当たり前のことを言っていますが、多重業務や割り込み業務が多い看護の仕事では、スムーズに仕事をするのが本当に難しいんです。
ナースコールや不穏対応をしていたら、定時過ぎてた・・・
なんて日常茶飯事です。
ある程度経験を積んでいけば、自分なりの効率の仕事の仕方を確立させることができますが、個人差があるのも事実。
それでは、ほとんど定時で帰っているにゃん子の残業を減らすための工夫を紹介します!
定時で帰れるかどうかはタイムスケジュール次第
朝の患者まわりを始める前の情報収集の段階で、定時で帰れるかどうかが決まります。
情報収集は意外と大事です!
侮ってはいけません!
情報収集では、タイムスケジュールを立てながら、その日の業務量を把握するのが大事です。
その日にやらなくてはいけないことを全て書き出すのがコツです。
点滴や看護処置、清潔ケア、週1でやらなくてはいけない評価系などなど、全て書き出しましょう。
そして、あとは業務を効率よくこなしていくだけです。
その日にやらなければいけないこと全て書き出してしまえば、勤務終了間近に、「コレ忘れてた〜!」なんてこともありませんよ。
留置針交換や、患者指導や散歩・爪切りなどの細かいことも含めて、担当患者にしてあげたいこと全て書きだすのがコツ。
こうすることで、1日の仕事量が朝のうちに把握できて、その日の自分に余裕があるのかないのかも把握できますよ。
そして、タイムスケジュールは、見やすいものであるということも大事なポイントです。
タイムスケジュールは、1枚でパッと見て分かるようにしています。
タイムスケジュールは1枚にまとめるというのが実は意外と大事です。
2枚・3枚に別れていると、パッと見て把握できません。
ページをめくる動作が発生して、時間のロスとなってしまいます。
1枚見開きにすることで、残務が一目瞭然となり、分かりやすいですよ。
導線を短くして動こう
効率よく仕事をする上で、1番気をつけていることは、導線を短くすることです。
”ついで”に業務をできないか常に考えて動いています。
例えば、ナースコールが鳴ったついでに、その部屋の他患者さんの看護処置をするのは当たり前!
導線を短くすることで、たった数分ですが時間の短縮になります。
塵も積もれば山となる方式で、導線を短く動くことを繰り返すことで、それだけ時間に余裕ができるわけです。
ちなみに、導線を短く動くためには、残務を常に把握しておくことが必要です。
そのためにも、1枚で見やすいタイムスケジュールは必須になるんですよ!
また、これも基本的なことですが、物品忘れでナースセンターに戻ることがないよう、必要物品は不足なく準備しましょう。
朝のうちに必要と思われる物品は全てカートに載せておいて、何度もナースセンターに戻ることがないように気をつけています。
看護記録こそ優先順位を意識しよう
定時に帰れない人の多くは、看護記録を後回しにしてしまい、時間外に看護記録を書いているということが多いのではないでしょうか。
私は、仕事が終わると、「何か手伝うことありますか?」という声かけを必ずしています。
そこで、「あとは記録だけなので大丈夫です」と答える人の多いこと。
それで結局、1〜2時間の超過勤務をしているんですね。
看護記録で1時間以上も時間外勤務をするなんて、全然大丈夫じゃないじゃん!!
残念なことに、その日の患者の経過記録は、担当者しか書くことができないので手伝うことができないんです。
手伝ってもらうことのできない経過記録は、優先順位は高く、なるべく早く終わらせてしまうことが大事です。
評価系の誰でもできる記録作業は優先順位を低くして、あわよくば、早く終わった人に手伝ってもらいましょう!
ついつい後回しにしがちな看護記録ですが、定時で帰るコツとして伝えるなら、
経過記録は患者の検温と同時に終わらせることが大事です。
経過記録は、患者を観察した時に思ったことをそのまま書くだけ!
1分あれば書ける作業だよ!
あとで思い出すという作業もいらないし、その場で終わらせればむしろ効率的!
患者の観察と同時に看護記録をすると、患者周りに多少時間がかかってしまうし、心配という方は、まずは、ADLが自立した患者の記録だけは同時に終えるように心がけてみましょう。
介助が必要な患者は、昼の食事やおむつ交換などで関わる頻度が多いので、経過記録を後回しにしたとしても、あとで記録を書くタイミングがたくさんあるんです!
だから後回しでOK!
私は、午後の隙間時間に、介助が必要な患者の記録をしています。
何より、午前中の時点で記録がある程度終わっていたら、午後から気持ちがラクに仕事ができますよ!
看護記録は簡素化しよう
今は、看護記録の簡素化の時代です。
重複記録は時間の無駄なので、簡潔な記録を意識しましょう!
午前と午後で同じような記録を書いているのなら、どちらか一つでOK!
これでかなり時間の短縮になります。
ナースコールを減らすために先回りして患者の要求を満たしてしまおう
看護師業務が進まないことの1番の原因は、ナースコール対応です。
ナースコールが鳴りっぱなしで、仕事が進まないってことは、看護あるあるではないでしょうか。
逆に考えると、ナースコールの数を減らしてしまえば、定時に帰れるというわけです。
では、どのようにナースコールを減らすのか。
ナースコール内容で意外と多いのが、雑用!
例えば、「あれ取って!」「テレビつけて」「お茶いれて」などのテンションの下がる雑用ナースコールです。
まずは、この雑用ナースコールを減らしてしまえばいいんです。
患者の部屋を訪室した時には、患者のしてほしいことを先回りして考え、身の回りを整えています。
コップにお茶をいれたり、ティッシュを手の届く位置に置いたり、トイレの有無を聞いたり、布団を整えたり・・・
このひと手間をしておくことで、雑用ナースコールが減りますよ!
試してみてください。
常に時間を意識しよう
定時で帰るためには、常に時計を見て行動することが大事です。
また、目標時間を決めて業務をするのもよいですね。
私の場合は、11時には午前の患者検温を終えるよう調整しています。
11時以降は血糖測定や食事のための車椅子移乗介助があるからです。
〇〇時までにコレをしようという意識を持っていると、テキパキと仕事ができ、スムーズに仕事ができますよ。
定時で帰る努力をすることで患者にもメリットが!
業務が早く終われば、余った時間を患者さんに還元できるので、患者さんにとってもメリットがあるんです。
余った時間には、ベットサイド行って、爪切りや毎日はできない洗髪や手足浴、受け持ち患者への指導などをしていますよ。
定時で帰ることは、決して手を抜いているわけではありません。
むしろ、時間外勤務をしている人よりも、ベットサイドに行く時間が多くなるのではないかと思います。
よりよい看護をしたい人こそ、定時で帰る努力をしてみることをおすすめします。
もちろん、定時に帰るという強い意志も大事です!
ダラダラ仕事をしていては、そりゃ終わるわけないですよ。
看護師が残業を減らすための工夫‖まとめ
看護師が定時で帰るコツ、残業を減らすための工夫について紹介しました。
定時で帰るコツは、当たり前のことですが、いかに効率よく仕事を終えることができるかです。
定時で帰ると、家での家事作業にも余裕ができ、子どもに優しく接することができますよ。
看護師は残業ありきという概念は捨てて、ワークライフバランスを調整し、私生活を大事にしていけたらいいですね。
残業で悩んでいる人のお役に立てたら幸いです。
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